技術の恩返し

私と皆の、分からないことが、分かるようになりますように。

奥深きバーコードの世界

バーコード(Bar Code)は読んで字のごとく、バー(線)でコード化された情報のこと。買い物するときに商品をピッとする対象がバーコード。ピッとする道具がバーコードスキャナ。

 

白背景に、一定の高さのバーを並べていって情報を表現する。バーの横幅が変わったり、バー同士のスペースに意味がある。太い・細い横幅のバーの種類や、スペースの幅は、仕様によるようだ。

 

バーコードの構成要素は

 ・マージン(クワイエットゾーン):左右の余白。 

 ・バーコードシンボル:データが書かれている所。

  ・スタートキャラクタ:データの始まりを表す特定バー。

  ・データ(メッセージ):文字や、数値などが並んだもの

  ・チェックデジット:読取誤りを確認するためのもの。

  ・ストップキャラクタ:データの終わりを表す特定バー。

 

である。チェックデジットは誤り検出のための、データの合計値みたいなイメージ。ここは深堀すると面白い。

 

バーコードは、用途・業界ごとに、さまざまな種類がある。JANが一番メジャーで、どの国で、なんてメーカが、なんてアイテムを作った、という情報が載っている。

 

また、本の裏にあるISBN(International Standard Book Number)は、どこの国の、なんて出版社が、なんて書籍を出したか、を表現しているらしい。そんでもって、日本の書籍には、日本独自の分類と、価格コードを付けた「図書コード」として標準化しているんだとか。

 

可変なものは、表現できる桁数、文字の種類(数字だけか)などである。それに合わせて、バーの太さや、空白の幅、チェックデジットの値が変わるんだろう。

 

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