技術の恩返し

私と皆の、分からないことが、分かるようになりますように。

奥深きバーコードの世界 2次元コードとは

バーコードはもともと、POSシステムで有名になった。
1984年のセブンイレブンのPOSシステム導入がきっかけである。

その後、製造業や病院などでも使われるようになった。
商品を識別する程度の用途であれば、1次元の10文字オーダでよかった。

しかし、より詳細な管理をするにはそれだけの情報では足りない。
そこで、2次元にして情報量を増やそうという試みがされた。
その結果、生まれた2次元バーコードの種類がDataMatrix、QRコードなどである。
1990年前後のことである。

2次元バーコードは数千文字オーダーの情報付与が可能である。
もちろん、エラー修正(データ復元)も可能である。リードソロモン法というものを使っているらしい(そのうち調べる)

1次元バーコードではデータの損傷時に、ヒューマンリーダブルな文字列がバーコードの下に書かれている(縦線の下の数字)。
一方で2次元バーコードは情報量が多いため、ヒューマンリーダブルな情報はないので、2次元バーコードの作成元にデータを問い合わせるなどする必要があるのが問題である。

コードの構造は、スタック型2次元コードと、マトリクス型2次元コードがある。DataMatrixやQRコードは後者である。

つづく。