技術の恩返し

私と皆の、分からないことが、分かるようになりますように。

バーコードの奥深き世界 QRコード

マトリクス型2次元コードは、正方形の白色背景の上に、セル(黒い正方形)を載せていく。

QRコードで、まず目につくのは、3辺に配置された正方形が黒く塗りつぶした正方形を内包しているところだろう。これは、位置検出を容易にするためのマークで、ファインダパターンと呼ばれる。
そのように、複数のセルが並んであるパターンを作る。そのパターンをあつめたものがQRコードである。

QRコードは大きく4つの要素を持つ
 ・ファインダパターン(位置検出のための切り出しシンボル)
 ・タイミングパターン(
 ・フォーマット情報(誤り訂正レベル、マスク番号)
 ・データ誤り訂正符号(リードソロモン富豪)


ファインダパターンは、どの方向でも読み取るため、左上、右上、左下の3か所に配置されている。
※また、モデル2からは、アライメントパターンと呼ばれる、右下にある特徴的なマークが存在する。これはゆがみを調整する(細かな位置調整)ためのものだ。

タイミングパターンはファインダパターン同士を結ぶ、黒と白のセルが交互に配置された線である。シンボル内のモジュール座標を決定する。

フォーマット情報は、ファインダパターンの周りに存在する線である。

サイズは3種類あり、
 ・マイクロQRコード 1辺が11セル 数字は35文字まで
 ・QRコードモデル1 1辺が21セル 数字は1167文字まで
 ・QRコードモデル2 1辺が25セル 数字は7089文字まで
※モデルが上がるごとに1辺のセル数が4つ増える